第40回(平成25年3月22日)

緑に囲まれたスポーツレクリエーション拠点 鳥屋野潟公園(新潟市中央区)

1 鳥屋野潟の概要

鳥屋野潟とスポーツ公園 鳥屋野潟は新潟市中央区にある新潟駅から2.5km南東の地点に位置し、県都新潟市の中心市街地に隣接しています。一級河川である鳥屋野潟は洪水を貯留する遊水機能をもつ治水上重要な施設であるとともに、多様な生物が生息する貴重な水辺空間です。
 鳥屋野潟流域は信濃川、阿賀野川、小阿賀野川に囲まれている標高5m以下の低平地となっています。そのため、流域内には海抜ゼロメートル以下の地域が散在しており、一旦浸水すると湛水期間が長くなる地域があります。近年では、平成10年8月新潟豪雨で市内の多くが浸水被害を受けました。
 地形上、鳥屋野潟周辺の排水は機械排水に頼らざるを得ないため、鳥屋野潟の持つ遊水機能は、治水上、重要な役割を有しています。
 また、潟であることから植物、昆虫、魚類、鳥類等多様な生物が生息する場となっており、都市近郊に残る自然環境として貴重なものとなっています。

2 鳥屋野潟公園

カナール周辺 この自然豊かな潟の周辺は、高度成長期に急速な都市化が進んできました。県では、この鳥屋野潟を守るとともに、将来にわたって県民の憩いの場となるよう、昭和48年度に"森と湖"をテーマとする鳥屋野潟公園の都市計画決定を行い、同年度から事業に着手しています。
 また、広域レクリエーション需要に対応するために、昭和56年度、平成2年度、平成11年度と計3回の都市計画変更を行い、公園面積287.4haに拡大して、鳥屋野潟の自然を利用するとともに県民の健康増進とスポーツレクリエーションの拠点として整備を進めています。
 公園整備は、鐘木(しゅもく)地区、女池(めいけ)地区、スポーツ公園地区に分けて進めており、昭和61年に初めて鐘木地区の一部が開園しました。平成5年に女池地区、平成8年に鐘木地区が整備完了し開園しています。  現在はスポーツ公園地区の整備を進めております。


3 スポーツ公園地区

スポーツ公園地区は、平成4年から整備を進めており、平成10年に一部開園しました。平成13年には、サッカーや陸上競技の開催が可能な総合スタジアムとして、日本海側最大級の規模と機能を持つ新潟スタジアム(平成19年からネーミングライツ契約により『東北電力ビッグスワンスタジアム』へ名称変更)が完成しました。平成14年のFIFAワールドカップでは日本国内開幕戦など計3試合が行われ、現在はアルビレックス新潟のホームスタジアムとなり新潟のスポーツの拠点となっています。
 また、周辺には多目的運動広場やカナール、自然生態園などが整備されており幅広い世代から楽しんでいただいています。
 平成21年には県立野球場であるHARD OFF ECOスタジアム新潟が完成し、プロ野球オールスター戦やプロ野球、社会人野球、高校野球などの試合が開催されるとともに野球好きな県民に利用されるなど、県の野球文化の振興拠点として期待されています。
東北電力ビッグスワンスタジアム HARD OFF ECOスタジアム
スポーツ公園マップ

5 女池地区

女池地区は、鳥屋野潟湖畔を囲む桜並木や展望台などがあり、園内に県立図書館や県立自然科学館が立地しています。
女池地区マップ

5 鐘木地区

鐘木地区は、四季折々の風景を満喫できる日本庭園やせせらぎエリア、新潟県の木である雪椿のユキツバキ園、自由にパフォーマンスができるメイン広場などがあります。
鐘木地区マップ
 鳥屋野潟公園は、緑に囲まれたスポーツレクリエーション拠点として、また自然豊かなフィールドとして、四季を通じて県民市民に幅広く利用されております。今後も人々の暮らしに潤いとやすらぎ、活力を与える貴重な役割を果たしていくことでしょう。

参考文献

  • 新潟県土木部都市局都市整備課ホームページ
      http://www.pref.niigata.lg.jp/toshiseibi/index.html
  • 「新潟県立都市公園パンフレット」新潟県土木部都市局都市整備課

    ■基本データ

  • 所在地:新潟市中央区女池、鐘木、長潟、清五郎他
  • 公園種別:広域公園
  • 計画面積:287.4ha
  • 開園面積:80.7ha(H25.1.31時点)
  • 主な施設:
    (女池地区)県立図書館、県立自然科学館、桜並木、展望台
    (鐘木地区)せせらぎエリア、日本庭園、トリム広場、ユキツバキ園
    (スポーツ公園)東北電力ビッグスワンスタジアム、東北電力スワンフィールド、
            HARD OFF ECOスタジアム新潟、カナール、多目的運動広場、ながたの森、自然生態園
  • 施設概要
    東北電力ビッグスワンスタジアム (東北電力ビッグスワンスタジアム)

       構造:鉄骨鉄筋コンクリート造
       階数:地上5階
       建築面積:約36,700m2
       延床面積:約88,420m2
       収容人員:約42,300人
       最高高さ:57.8m
       トラック:第1種公認全天候型トラック400m/9レーン
       フィールド:天然芝(107×72m)
       設備:室内練習場、大型映像装置設備、ナイター照明設備、エレベータ設備
       竣工:平成13年3月

    東北電力ビッグスワンスタジアム (HARD OFF ECOスタジアム新潟)

       構造:鉄骨鉄筋コンクリート造、一部鉄骨コンクリート造、鉄骨造
       階数: 地上4階/地下1階
       建築面積:約13,000m2
       延床面積:約12,600m2
       収容人員:約30,000人
       最高高さ:38.87m
       グラウンド:内外野 人工芝
             ホーム〜センター間122m、ホーム=両翼間100m
       屋内練習場:約1,000m2×2室、床仕上げ 人工芝
       設備:ナイター照明設備、スコアボード設備、大型映像装置設備、
          雨水利用設備、エレベータ設備
       竣工:平成21年6月

    アクセス

    (女池地区)

  • JR新潟駅よりバス(野球場・科学館前)下車 徒歩約8分
  • 北陸磐越自動車道・・・新潟中央I.Cから車で約15分
  • 国道8号・・・・桜木I.Cから車で約3分
               女池I.Cから車で約4分

    (鐘木地区)

  • JR新潟駅よりバス(鳥屋野潟公園前)下車 すぐ
  • 北陸磐越自動車道・・・新潟中央I.Cから車で約3分
  • 国道8号 (新潟バイパス)・・・・・女池I.Cから車で約5分
  • 国道49号(亀田バイパス)・・・・・鵜の子I.Cから車で約7分
                          姥ヶ山I.Cから車で約4分

    (スポーツ公園)

  • JR新潟駅よりバス(スポーツ公園下車) すぐ
  • 北陸磐越自動車道・・・・新潟中央I.Cから車で約3分
  • 国道7号 (新潟バイパス)・・・女池I.Cから車で約15分
  • 国道49号(亀田バイパス)・・・鵜の子I.Cから車で約5分
                      姥ヶ山I.Cから車で約3分

    「鳥屋野潟公園」周辺地図(Google Map)の表示